先日名古屋にうかがった時のことです。
地下鉄の何番出口から出たら良いのか
迷ってしまった私は、一人の清掃員の方に
勇気を出しておたずねすることにしました。

瞬間その方は、と~っても素敵な満面の笑みで
私をまっすぐに見てくださり、一生懸命教えて
くださいました。

その時初めて、その方が外国から来られた方だ
と気づいた私です。

流暢ではない日本語で一生懸命に、そして
ず~っと笑顔のままで。
包み込むような安心感を与える笑顔です。

異国の地で、言葉の壁や生活習慣、方向音痴
じゃなくても道に迷われたことも
もしかしたら、おありだったのかも知れません。

崩れない素敵な笑顔と優しさで
手を差し伸べてくださったその方の
忘れられない慈しみのある笑顔から
ふと「輪顔施」という言葉を思い出しました。

もともとは仏教用語で、私たちは誰でも
慈しみのこもった笑顔を人に差し出す
ことができるという意味です。

笑顔って、
言葉を越えて届く
誰にでも与えられている「財産」なんですね。